今は夏真っ盛り、毎日うだるような暑さで水遊びが恋しくなる季節ですね。
今回は学校での水泳授業の思い出を書いていこうと思います。
周りのお母さんから
「うちの子水の感触が嫌でプールに入りたがらないの。」
とか、
「プールの時に人に着替えを見られたり、肌の露出が多いのを嫌がるの。だから大きいラップタオルとラッシュガードが必須なの。」
など、色々な悩みを聞きます。
うちの悩みはズバリ、
「プールが好きすぎてテンションMAXになってしまう。」
でした。
おかかさんはプールに入ると全身を使って喜びを表します。
潜ってジャンプして水面に出る、ラッコみたいに水中高速スクリュー、また潜る・・・。
そんな状態なので、もちろん指示なんて入るはずもなく・・・。
もちろんその旨事前に学校の先生には伝えており、私も
「プールに入れて楽しくなるのは分かるけど、じっと順番を待とうね。命に関わる大切なことだよ。」
「潜ったりラッコになると、周りの子や先生が溺れてるの?!とびっくりするからやめようね。」
「先生のお話をちゃんと聞いてやるんだよ。」
と、プール学習の日の朝は何度も念を押してから登校させていました。
でも、水の魅力の前ではおかかさんに何を言っても効果はありませんでした。
しばらくすると学校から
「身の安全が保障できないので付き添いをお願いします。」
と、電話が来ました。
時々学校の様子を聞いていて予想はしていたのですが、2年生でとうとうこの時が来てしまったか…と思いました。学校でも先生をやりくりして付けてくださったり、声かけや見守り等できる限りの対策をした上での苦渋の決断だったことでしょう。他の子にも目を配らないといけないし、事故があってからでは遅いので学校の判断は間違っていないと思います。
当時下の子が小さかったのと他にも事情があり、
「付き添いは難しいし、おかかさんはスイミングスクールに通っているのである程度泳げるし、溺れることはないと思います。」
と答えましたが、
「ではプールは見学でお願いします。」
となりました。
当然です。
みんながプール学習をしている時間に自分は支援級でお勉強になり、おかかさんはがっかりしていました。
唯一救われたのは、当日すみれ学級(知的学級)の人数が多く、すみれ学級でプール学習の時間を取っていたので、そこにおかかさんも入れてもらえたことでした。
時間割の調整や支援級の先生の確保、なるべく授業に参加できるようにと動いてくださった学校の柔軟な対応に感謝です。
※現在はこのような時間割や対応はしていません。ご了承ください。
翌年3年生のプール学習初日、去年同様に何度も念押しして送り出しましたが、放課後あれ??学校から電話が来ないぞ???何でだろう???
どうやら、学年が上がって学習内容が「水慣れ」から「泳ぐこと」にシフトしたことで、おかかさんはすべきことが明確に理解できたようです。
待ち時間に潜ってみたり、ラッコもどきになっていたようですが、以前ほど大胆な動きではなかったと後から先生が教えてくれました。
2年越しの声かけが効いたのか?
学習課題が分かって指示が通りやすくなったのか?
順番を待てるようになったのか?
何が正解か分からないけど、おかかさんはきっと何を得て成長したのでしょうね。
とにかくみんなと一緒にプール学習ができてよかったと親子で喜びました。
おかかさんの成長ってパズルみたいだなと思うことがあります。
ほんの小さなきっかけで、ピースがいくつも繋がったなと思ったら、考え込んで止まってしまったり、これじゃないとピースを外してみたけどやっぱり合ってたと戻したり…。
時間がかかるけど、その繰り返しでで気がつけば絵が見えてくるようになって成長している。
今までも、これからも時に悩み試行錯誤しながら1ミリずつでも前に進めたらいいなと思います。
by おむすび
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